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アルマイト
2017/05/09

長尺内径アルマイトについて

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通常、アルミ外面の防錆・強度アップのためにアルマイト処理を行う事が多いですが、

用途に応じ、長尺品の内径アルマイトを求められる事があります。

長尺品の内径アルマイト処理について、紹介いたします。

 
1.アルマイトの仕組み
2.なぜ内径にアルマイトがのらないのか
3.当社の長尺内径アルマイト

 

 

1、アルマイトの仕組み

アルミニウムは大気中でも表面に薄い酸化被膜が生成されており、内部が保護されています。

しかしそれだけでは湿気や酸・アルカリ性の環境下では十分な耐食性が得られません。

そのため、表面に人工的な酸化被膜を生成させる必要があります。

人工的に酸化皮膜をより厚く安定的に生成させるために、アルマイト処理(=陽極酸化処理)は行われます。

 → アルマイトの原理についての記事を見る

 

また、実際にはアルマイトの酸化被膜(AlO₃)だけでは十分な耐食性が得られないため、

封孔処理で水和反応させることで耐食性を高めています。

 → アルマイトの封孔処理についての記事を見る

 

硫酸やショウ酸などの電解液中で、アルミニウム側を陽極にし電気を流すことで電気分解を起こし、

人工的に酸化させることがアルマイト処理の仕組みです。

その時に陽極側の反応と陰極側の反応が相互に作用しなければ反応は止まってしまいます。

 

長尺品の内径アルマイトを行う際は、うまく陰極側の反応を陽極側へ流してあげる必要があります。

 

 

 

 

2、なぜ内径にアルマイトがのらないのか 

通常、アルマイト処理では電解液を流動させる事で、陰極側の反応を製品側(陽極側)に送り込んでいます。

しかし、長尺の内径アルマイト処理を行う時にはこの方法では内径側で電解液がうまく循環せず反応が止まってしまいます。

そのため、内径に「膜厚が均等にのらない」「膜厚が薄い」「皮膜がのらない」など、皮膜の生成が安定しません。

製品形状にもよりますが、通常のアルマイト処理ですと、開口部の寸法分しか、内径部に膜厚がのりません。

 

このように、シリンダーなど、内径側が重要となる製品には通常のアルマイト処理では不十分となります。

 

 

3、当社の長尺内径アルマイト 

当社では、空圧シリンダー用途などで、長尺内径アルマイト処理の実績があります。

長尺品の内径に直接陰極の反応を起こさせることで、内径に均一なアルマイト皮膜を生成させることが出来ます。

当社では、全長2000mmまでの長尺品を処理する事が出来ます。

 

 → 日本伸管のアルマイト製品を見る

 

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