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鉄道車両向けシリンダー材

鉄道車両向けシリンダー材

 

お客様からのご要望

 

戸閉用ドアのシリンダー材を引抜で製造できないか。

内面の面粗度規格が非常に厳しく、

ホーニング加工が必要になるものでした。

又、外観仕様も厳しく通常の引抜肌ではNGとなってしまうものでした。

内径の寸法精度は(+0.063/0)の制度が必要となっていました。

当社での対応

①内面の面粗度・寸法制度

引抜加工の工程設計や引抜の潤滑油を工夫することで、

引抜のみで内面の面粗度をご希望の数値まで制御する事ができました。

また同時に内径寸法の精度を出しております。

その結果ホーニングレスとなりコストダウンにもつながりました。

今まで円周方向に研磨目がついてついていたものが、

引抜する事でピストンの摺動方向と平行となり耐摩耗性もアップしています。

 

②外観仕様

引抜では押出材のキズがそのまま残ります。

引抜工程が追加される事で取扱いキズもついてしまいます。

そこで同案件では引抜後に社内で外面の研磨を行っております。

また工程上の取り扱いキズを極力防ぐため、工程上で様々な工夫を行っております。

その結果外観の問題をクリアしました。

 

 

③内径重視のアルマイト

シリンダー材として使用されるため、

内面の耐摩耗性も必要となる部品でした。

そこで内径重視の硬質アルマイト処理を行っております。

通常のアルマイト処理ですと長尺のパイプ材は内径までうまく膜厚が乗りません。

弊社では内面の膜厚も均一に乗せる事が可能です。

最後に

材料から引抜、表面処理まで社内で一貫して生産しているため、

総合的な品質管理が可能となり、

品質基準が厳しい鉄道車両向けの製品を安定して納入できております。

そのためお客様からは弊社の引抜材に切り替えて問題が少なくなったと好評いただいております。

引抜を行う事で、コストダウンと耐摩耗性の向上を実現しており、シリンダー材と引抜は

相性が良い工程となっております。

シリンダー案件の際はお気軽にお問合せください。

 ⇒日本伸管の引抜加工ページを見る

 

 ⇒日本伸管のアルマイトページを見る

 

 ⇒日本伸管の「自動車・二輪・鉄道」用途ページを見る

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