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アルミ引き抜き
2016/03/16

クラッド引抜について

ブログ

当社のクラッド引き抜きについてご案内いたします。

<目次>

1.クラッド引抜きとは

2.用途実績

 

1.クラッド引抜きとは

異種材料を組み合わせ引き抜くことにより圧着させる技術です。

当社ではアルミ+(鉄、ステンレス、チタン、銅、真鍮、樹脂)との組み合わせ実績があります。

用途は様々で幅広い分野で弊社のクラッド製品が使われています。

 

2.クラッド引抜品の用途実績

1)熱交パイプ

外側がアルミ、中がステンレスのクラッド材が使われています。

管の中は水が通り耐食性が求められるためステンレスが使われ、外側は熱伝導率の高いアルミを使用し放熱機能を高めています。

又、耐海水用に内側にチタンを使用したクラッド引抜品がございます。

高価なチタンの肉厚は0.5mmにし外側をアルミでクラッドさせることで内側に求められる耐食性に対し、経済性と強度を同時に両立させました。

2)新幹線の座金

アルミの型材(異形)の中に鉄柱を通し、引き抜くことでクラッドさせています。

座金は新幹線の車体と同じアルミが使用されますが、強度を高めるため中に鉄柱を通した製品が使われています。

この座金は当社のクラッド引抜技術+異形引抜技術を組み合わせた製品で、当社でしか生産していないものとなっております。

3)自転車フレーム

外側にチタン、中にアルミを使用したクラッド材です。

軽量化と強度、意匠性を目的に外側にチタンが使用されています。

又、チタンは弾性率が高く振動吸収の役割も果たしています。内側は肉厚の補強・軽量化を目的にアルミが使用されています。

4)印刷機用ローラー

内側がカーボン(熱硬化性CFRP)、外側がアルミのクラッド材です。

内側にカーボンを使用することで軽量化と耐久性が向上しています。

硬化後塑性変形しない熱硬化性CFRPとのクラッドにも対応できる技術例です。

また、外側にアルミを使用しているため、コーティング(メッキ等)も行うことが可能です。

5)農機具背負子

アルミとアルミを組み合わせた2重管を使用しています。

軽量化のため鉄からアルミに材質を変えた際に発生した強度の問題を解決するため、

背負子の曲げ部を部分的に肉増しすることで曲げ部の強度問題を解決しました。

2重管の他にもアルミをステンレスで挟んだ3重管のクラッド引抜にも対応可能です。

 

こちらに詳細事例を紹介しております。

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