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アルマイト
2016/03/05

ダイカストアルマイトについて

ブログ

当社のADC12などのダイカスト材へのアルマイト処理技術についてご案内いたします。

<目次>

1、ダイカスト材は難アルマイト性の材料

2、当社のダイカストアルマイトの実績

3、超精密アルマイト

 

 

1、ダイカスト材は難アルマイト性の材料

ダイカストに用いられる材料はケイ素(シリコン)を多く含んでおります。

<代表的なダイカスト材のシリコン含有量の規格>
ADC1 11.0~13.0%
ADC3 9.0~11.0%
ADC6 1.0%以下
ADC12 9.6~12.0%

<代表的な展伸材のシリコン含有量の規格>
A1050 0.25%以下
A5052 0.25%以下
A6063 0.2~0.6%

シリコンはアルマイトの皮膜生成を阻害しますので、
膜厚不良、ヤケなどの不良が発生しやすくなります。

2、当社のダイカストアルマイトの実績

当社では長年、ダイカストメーカー様のご依頼で、
ダイカスト品へのアルマイト処理を行っております。
電流の流し方、薬液の循環方法、アルマイト前処理条件などを駆使し、
安定的にダイカストアルマイト処理を行うことが可能となっております。

普通アルマイト、硬質アルマイト どちらにも対応が可能です。

3、超精密アルマイト

シリコンの含有はアルマイト皮膜の生成を阻害します。
言い換えますと、シリコンの析出の濃淡で、
皮膜が生成しやすい箇所、生成しにくい箇所が発生するということになります。
ダイカスト品へ、全面に安定した皮膜を作り出すのは非常に難しいものとなります。

当社ではそいうったダイカスト材に対し、安定的なアルマイト皮膜を生成させることに挑戦しました。
電流から薬液まで一から条件見直しを行い、超精密アルマイト技術を確立しております。
具体的に硬質アルマイト9ミクロンに対し、±1.5ミクロンの範囲でアルマイト皮膜を安定させることが可能になりました。

皮膜を安定させることが出来ますと、

 ①薄膜の箇所が発生することを考慮して、無駄に厚膜にアルマイト処理を行う必要が無い

 ②製品全体の耐食性を安定的に確保することが出来る

 ③アルマイトによる寸法のバラツキを抑えることが出来る

このような利点があります。

また、ダイカスト用に開発した技術ですが、
展伸材用に条件をふることで、A6063などの展伸材に対して横展開することが出来ました。
展伸材はも元々アルマイト性に優れるため、ダイカスト材よりさらにシビアに管理することが可能です。
そのため、「超精密ダイカストアルマイト」ではなく、「超精密アルマイト」と名づけております。

 

こちらのページに詳細事例を紹介しております。

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