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アルミ加工
2016/03/05

曲げ加工について

ブログ

アルミの曲げ加工についてご案内いたします。

<目次>

1、管の曲げ加工の種類

2、曲げ半径

3、曲げ不良原因と対策

4、曲げ加工実例

 

1、管の曲げ加工の種類

代表的なアルミ管・棒の曲げ加工は大きく4つに分けられます。 

1)押し曲げ

曲げたい箇所の両側を支持し、曲げたい箇所に型を押し当て成形する製法です。

作業は簡単ですが、
曲げに必要な力が曲げ型の中央部分に集中して加わりやすく、しわが発生しやすいという特徴があります。
また、断面が楕円化する傾向が強い製法でもあります。

2)圧縮曲げ

曲げ型、締付型、圧力型の3つの金型を使用し、
曲げ型にパイプを押し付けて成形する手法です。

管の外側から押し付ける形で力が加えられるので、アルミ管の全長が短くなる傾向があります。
そのため、変動を考慮した全長設定が必要になります。
押し曲げほどではありませんが、しわの発生が見られることがあります。
特に薄肉のアルミ管ではしわを発生しやすい特徴があります。
 

3)回転引き曲げ

回転曲げ型に沿ってパイプが引き込まれ、伸ばされながら曲げられる製法です。
曲げ型、締付型、圧力型、心金を使用します。
心金はパイプの円形状を維持することを目的に使用します。 

4)3次元曲げ

固定型、可動型を使用して曲げる製法です。
対象物を押しながら固定型を支点として、自由に動く可動型で曲げる事が出来ます。
文字通り3次元の自由曲線曲げが出来、複数のRが一金型で製造可能です。
パイプよりも押出形材の曲げに使われることが多い製法です。
 

2、曲げ半径

アルミは金属の中でも柔らかく伸びが良いと言われる物質ですが、
それでもキツイ曲げを行った場合、破断してしまうことがあります。
一般的には板厚(肉厚)が厚く、材質の伸びが小さい程、
曲げが難しくなり、最小曲げ半径が大きくなります。

最小曲げ半径の目安としてはJIS-H4000
“アルミニウムおよびアルミニウム合金の板及び条”の
曲げ試験内側半径を参考となります。

3、曲げ不良原因と対策

曲げ不良が起こる際は、もちろん素材起因によるものもありますが、
曲げ方自体や曲げ設備・型に問題があることもあります。
下記に一般的な事例と対策について記載します。

原因:割れ不良

対策:1)曲げ半径を確認して、最小曲げ半径以下でないかどうか確かめる

   2)端面の仕上げをよくする

   3)材料の圧延方向と曲げ線が一致しないようにする

   4)板厚を薄くするか、曲げ幅を狭くする

   5)柔らかい調質(質別)の材料を用いる
     または焼きなまし材を用いる

 

原因:表面キズ

対策:1)ポンチ・ダイ間の隙間を確認する

   2)素材の板厚のバラつきを確認する

   3)切屑やごみが金型に付着していないか確認する

   4)曲げ型はできるだけ硬いもの、表面仕上げのよいものを用いる

     硬質クロムメッキがしてあればなおよい

   5)材料表面に保護フィルムを貼ったものを用いる

 

原因:スプリングバック

対策:1)弾性係数の高い材料を使用する
      あるいは耐力、引張強さの低い材料を使用する

   2)曲げ半径を小さくする

   3)板厚を厚くする

   4)曲げ加工後、引張矯正をする 

 

4、曲げ加工実例

当社では曲げベンダーやプレスを用い、様々な曲げ製品を取り扱っております。

1)農機具刈払機用背負子

2)農機具刈払機用ハンドル

3)農機具チェーンソー用ハンドル

 

こちらのページに写真付きで事例を紹介しております。

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