ADC12における超精密アルマイト処理
従来、ダイカスト用アルミニウム合金ADC12へのアルマイト処理は、成分中のSiの影響を受けることにより均一なアルマイト皮膜を生成することは困難でした。
当社では、専用ラインを導入し、特殊なアルマイト処理液・条件を開発することで、均一なアルマイト皮膜を生成することを可能にしました。
従来の処理方法におけるアルマイト皮膜の状態
アルマイト皮膜10μm狙いで処理を行いましたが、写真より、アルマイト皮膜の膜厚がばらついていることがわかります(3~25μm)。
デメリットとして、公差の要求が厳しい場合の寸法ばらつき、耐食性の不安定性などがあげられます。
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当社ADC12専用処理設備で処理したアルマイト皮膜の状態
同じくアルマイト皮膜10μm狙いで処理を行っております。
アルマイト皮膜の膜厚は非常に安定しています(9~11μm)。
当社 超精密アルマイト処理の特徴としまして、
①材料の前処理(熱処理、酸処理等)がいらない
②耐食性は安定している
③厚膜の状態でも皮膜の厚さは安定している (例、20μmのとき±2μm)
となっております。
FAQ(抜粋)
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Q.どんなアルマイト処理が対応可能ですか?
A.・普通アルマイト処理
・硬質アルマイト処理
・ウルトラハード
・部分硬質アルマイト処理
・超精密アルマイト処理
・特殊コーティング
等のアルマイト処理が可能です。
詳細については「
アルマイト処理(表面処理)」に詳しくございます。
Q.材料から依頼しないとアルマイト処理は対応出来ませんか?
A.アルマイト処理単体での仕事もお請け致します。
アルマイト処理をする材料はご支給でも、当社にて手配(板材等)でも構いません。
また材料支給で、機械加工とアルマイト処理を同時にお請けする事も可能です。
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