従来より、日本伸管では、パイプ外観研磨のために「CB研磨機」を導入しております。
従来は、小物パイプを中心に研磨を行っておりましたので、外径~φ50が研磨可能範囲でした。
今回、そのCB研磨機の大幅改造を行い、外径φ180までの大径パイプの研磨対応が可能になりました。
円筒研磨や、センタレス(研削)は耳にされることもあるとは思いますが、「CB研磨」とは一体どのような研磨方法なのか、説明します。
簡単には、センタレス加工の砥石をバフメディアに変更した設備とご理解ください。
バフと送りローラの間に研磨したいパイプを通し、送りローラ―に倣って回転しながら前進をしていきます。
その行程で、パイプの回転方向と逆に回転させた、バフメディアに当たることで、円周方向に研磨をすることが出来ます。
旋盤で加えて、回転させて手磨きをしてパイプ外観を仕上げる方法がありますが、CB研磨は研磨中は人手がかからず、投入・排出のみの作業で済むことから、コストメリットがあります。
また、送り速度、バフのメディア番手で研磨肌が決まりますので、量産時も安定した肌感で仕上げることが可能です。
まずはお気軽にご相談ください。