長年の技術の結晶が生み出した「ウルトラハード」はシュウ酸法をベースに開発した独自技術です。
特殊な電解液によって生成されたアルマイト皮膜は、硬質アルマイト処理よりさらに性能を高めることが出来ます。
硬度が高く、摺動性に優れる皮膜となっており、
輸送、精密機器部品など、お客様の幅広いニーズにお応えすることをお約束します。
有機系混酸を用い、電解液温度を常温とすることで、アルミとアルマイト被膜(Al2O3)における熱膨張係数の違いから生じるクラックを抑えることができます。
材質 | アルマイトの 種類 |
膜厚 (μm) |
硬度 (Hv) |
被摩耗量 (mg) ※1 |
耐食性 CASS (RN) |
耐電性 AC(kV) |
体積抵抗 (Ωcm) |
---|---|---|---|---|---|---|---|
99.99%Al | ウルトラハード | 52.9 | 502 | 0.0020 | 9.3-4 | 2.6~3.4 | 25.3×1010 |
硬質アルマイト処理 | 52.5 | 408 | 0.0037 | 8.0-3 | 0.6~0.84 | 20.4×1010 | |
A5052 | ウルトラハード | 53.6 | 480 | 0.0033 | 9.8-2 | 2.1~3.3 | 7.65×1010 |
硬質アルマイト処理 | 52.8 | 420 | 0.0040 | 9.8-3 | 1.0~1.5 | 1.01×1010 | |
A6063 | ウルトラハード | 51.0 | 480 | 0.0023 | 9.8-3 | 2.0~3.4 | 5.59×1010 |
硬質アルマイト処理 | 52.3 | 416 | 0.0042 | 9.0-2 | 1.4~1.7 | 1.72×1010 |
※1:平面摩耗試験により荷重400gで1500回までの被摩耗量を測定し、1回あたりの重量減を算出
材質 | 被摩耗量(mg) |
---|---|
A5056(ウルトラハード) | 0.010 |
SUS303(ステンレス材) | 0.056 |
平面磨耗試験により加重2kg、1回の被磨耗量を測定
等のアルマイト処理が可能です。
詳細については「アルマイト処理(表面処理)」に詳しくございます。